福田恆存とチェスタトン

ネットで福田恆存について調べてたら福田はチェスタトンの「正統とは何か」を訳してたことに気づいた。よく見たら、ブラウン神父ものやポンド氏の逆説も訳してる。

チェスタトンファンの自分が福田に共感を覚えたのもそれなりの理由があったわけだ。

もっと福田恆存の著作を読んでみたいが、今文庫で読めるのは文芸評論集とかなづかい問題を扱った二冊だけ。
作家論や新かな問題についてはいずれヒマがあれば読んでみようと思うが、今のところはとりあえず福田の基本思想がどういったものなのかのほうに興味がある。文芸春秋から出てる8巻本の全集は古本相場7万以上し、いきなりこれを買うわけにもいかない。

同じくチェスタトンの訳者である中村保男が「絶対の探求」という福田恆存についての
評論を書いているのを見つけたので、とりあえずこれを注文してみた。