2006-01-20 福田恆存 福田恆存の「私の幸福論」を読む。まだ拾い読みした程度だが、「幸福論」と名のつく本を読んでいて共感したのはショーペンハウアーの「幸福について」以来か。快楽主義の行き詰まりと虚しさに関する記述は読んでいて身につまされることしきり。社会主義的ユートピアもつまるところ拡大された快楽主義であり、そこにも救いはないというのも同感。そういえばずっと前に読んだロレンスの黙示録論の翻訳が福田訳だったけど、あれはどういう話だったかなあ。もう一度読んでみよう。